先週末の土日に、能登のボランティア活動に参加してきました。
記録的豪雨から約1か月経ちましたが、能登はまだまだ大変な状況です。
(以下は月曜日の産経新聞です。)
土曜日は輪島市のボランティアに参加しました。
早朝6時頃から、能登の各地へ向かうボランティアバス(ボラバス)が続々と金沢駅に集合してきます。
水害で崩れた山肌を見ながら現地に向かいます。
(被災現場は撮影出来ませんので、以降は文章でのご説明です。)
流木でせき止められた川から大量の水が流れ込んで、1階床上まで浸水した家がこの日の作業場所でした。家主さんに聞くと、初めは2階にいたものの、あまりの水量にお向かいのお宅へ避難して難を逃れたとのこと。
前日までの作業で家の中の廃材の運び出しはほぼ完了しており、この日はその廃材をトラックに積み込んだり、家の中や周囲の清掃とか。川の水をポンプで組みだして、泥だらけになった家の周りをブラシがけしていきました。
雨が強くて15人くらいのボランティアは全員ずぶ濡れです。この日は殆どが高齢の方だったのですが、結構きつい現場だったと思います。
ただこの日は帰り道が落石の危険があるということで、早目の14時に作業終了となって救われました。(水害当日は落石でボラバスが通行不可となり、ボランティアはボランティアセンターで一夜を明かすことになったとのこと。)
日曜日は珠洲市に行きました。
バスの中から撮った写真です。
ボランティアセンター(ボラセン)で5人チームが編成され、軽トラック三台で現場に向かいました。
午前中は水害で被害にあったお宅。裏山が崩れて土砂が流れ込んだ物置から、一旦中のものを全て運び出します。床の梁が壊れていたりして危険な箇所もありましたが、5人の連携が良く1時間ほどで運び出しは完了。あとは、ご主人が不要と判断したものをトラックに積み込みます。積み込む際の分別が重要で、分別が甘いとゴミ集積所の作業員に叱られてしまいます。
奥さんから話を聞くと、去年5月に地震で屋根瓦がやられ、直したところで1月の震災で納屋が崩れ、納屋の荷物を倉庫に移し終えたところで水害で倉庫がやられてしまったと…
「完全に心が折れました。」
奥さんのお話に、返す言葉がありませんでした。
午前中の作業は一旦終了にして、ボラセンに戻ります。各自持参した昼食を摂ってから、午後はまずゴミ集積所へ。作業員の方の指示に従い廃材等の搬入を終えて、またボラセンへ戻り、次の案件の指示を受けます。
この日2件目も水害で被害を受けたお宅。川から流れ込んで、倉庫の床一面溜まっている泥をスコップで掻き出します。結構なハードワークでしたが、チームのメンバーは一心不乱に作業に集中します。途中からは若いご主人も作業に加わり、限られた時間でしたが、6人でほぼほぼ倉庫内の泥を掻き出しました。(メンバーは皆、翌日筋肉痛だったとのこと…)
ボラセンへ帰るとき、ご主人は敬礼で我々を見送ってくれました。
チームのメンバーとの写真です(皆、掲載OK出してくれました)。
毎月ボランティアに参加し、この日も前日に金沢入りしネットカフェでボラバス出発を待ったリーダーとか、ボランティアは15,16回目で酒田の水害ボランティアにも参加した32歳の強者とか、本当にいいメンバーばかりで、素晴らしいチームでした。
これは、私が履いていた長靴です。営業の髙橋和也がスーパービバホーム春日部店で買ってきてくれました。大活躍でした。
最後に石川県のボランティアサイトのリンクをご紹介させて頂きます。
LINEかメールを登録すれば、ボランティアの募集が掛かる度に案内をくれます。
(ただし、募集枠はすぐに埋まってしまうので要注意です)
貴重な経験をすることが出来ました。
出来れば年内にもう1回行ってみたいと思ってます。
(経理課長 川井)